11key作成講座
ここでは談話室で話した「かみやん流11key作成講座」をログを用いて載せます
どっちかというと 初心者の為の11key作成指南書 みたいなものです
口調・リンク・敬称無しはご容赦ください





ボクが11key作るときに心掛けてる事なんだけどね
えっと 「移動時間の確保」「軸を忘れない」っていうんだけど
これ前にThorさんが聞きたがってた(気がする)ボク流の11key作成講座なんだけどね
とりあえず順番に話すわ



えっと まず「移動時間の確保」ね
11Lkeyならまだしも11keyは5key部分と7key部分が離れてるから 移動時間を考えずに配置するとひどい譜面になります
なので 最低でも「間1拍分」は移動用の時間を作りましょう

 しん:2秒〜4秒あたりくらいですかね

いや 秒数ではなく 秒数だとわかりにくいし
まぁ わかりやすくいうと

えっと カスタネット叩く時とかに
うん:休み たん:カスタネットを叩く っていうのをやったことあるはず
だから  「たん」と「たん」の間に「うん」が来るように 間1拍分くらいは最低でも移動時間を作るといいってこと
4拍子だと 1拍目と3拍目を叩く 2拍目と4拍目は叩かずに移動    まぁ交互だ
まぁこれが「最低」って言ったのはBPM速い曲とかがあるからだね

 Thor:四分打ってる時と八分打ってる時だとやっぱり間隔も変わるんです?

えっと
8分音符を打ってたとしても それが4分刻みと同じ感じの裏拍なら間隔はかわらんね
1拍っていうか 4分音符1拍分だな
だいたいそれが慣れてない人の手の移動にいい時間だとおもう 慣れてたらもっとすぐ移動できる

 MFV2:最低でも8分間隔ぶんぐらいは移動時間の猶予として残しておくべき

PFSでボクが間半拍で移動させてたけど あれは慣れてないとなかなか出来ないでしょ?
だから8分間隔分〜4分間隔分くらいは最低でも設けるべき
で 大体4分間隔分くらいがイライラさせない
8分間隔分だと焦って逃したりする事もある



因みに左手移動のある譜面はボクの約束プロトコルとかソーランとか参照

 MFV2:経験則としてだが、いきなり来られると100%対応できない
 しん:SDF→JKL みたいなものですか?

うん
まぁ11keyは右手のスムーズな移動が最低限必要な技術だけど その移動をスムーズにさせるための最低限の時間は確保すべき



今話したのは「移動時間の確保」
次話すのは「軸を忘れない」   これ完全にボクの主観なんだけどね



ボクの11key譜面の特徴としてさ 右手がメロディなら左手は伴奏(逆も然り)で あるパターンを持ってそれが移動してるんだよ
大体1番は5key主体でたまに7key側がちょっと入る 2番はそれが逆転 ラストで11keyとして使って 最後の締めで5・7・11keyを織り交ぜる
ってしてるの
で そのとき忘れないようにしてるのが「軸」でね
要は「どこを主体として配置してるか忘れない」って事

11keyって5通りの見方があると思うんだよ
5key主体で7key補助 7key主体で5key補助 11key全体として見る 11key主体だけど5key寄り 11key主体だけど7key寄り     この5通り
違いわかる?

 ツララ:8key風って捕らえ方はどこに分類されるんだろうか
 かみやん:8キー・・・?
 Thor:7i的な
 かみやん:それは多分11key全体だな


 MFV2:「5key主体で7key補助」と「11key主体だけど5key寄り」の違いを聞いてみたいな
 かみやん:えっとね


「5key主体で7key補助」っていうのは 主に5key部分しか配置が無いの   たまに強調とかドラムで7keyがちらほら見える形
対して「11key主体だけど5key寄り」っていうのは 11key主体だから5key側にも7key側(主に左側)にも矢印があるけど
5keyがメロディで7keyが伴奏みたいにパート分けでどっちが主体か っていうようなもの


 MFV2:あー、要するに
 MFV2:頻度の違いか
 かみやん:まぁね
 かみやん:頻度と あとどこを主に動かそうとしてるか ってこと メロディと伴奏の役目
 かみやん:だから7keyの方も分かったと思う
 ツララ:7key主体で5key補助 11key主体だけど7key寄り 11key全体 11key主体で5key寄り 5key主体7key補助
 ツララ:左に行くほど7keyメインになっていくかんじ?
 かみやん:まぁね


あと11key全体ってのが
11keyって 5key+αにも7key+αにも捉えられるでしょ
そのそれぞれの移行もそうなんだけど 11keyを 「5keyと7keyの複合キー」じゃなくて「11keyそのもの」として見るのよ
5keyの特性 7keyの特性 11keyの特性 それぞれを生かせられる ってこと
矛盾してるように聞こえるかもしれないけどね
5key側と7key側で同時押しとか 11keyを横一列として考えるでもいいし 5key側と7key側を分離させてもいいし
要するに
5keyだけ 7keyだけ 5key主体の 7key主体の 全体で1つのキー っていうさっきの5つを全部使いこなせてるのが11keyとして見れてると思う
ワンモアキスとかで 右手主体左手伴奏で動かしてて そっから7key主体に(冷凍おにぎりで繋げて)スムーズに移行 っていう
そういうのとかだね

あと11keyの特性ね
さっきも言ったけど 5key+αにも7key+αにも捉えられるってのと 右手移動が11keyの特性
それをうまく使えるかが11keyを上手く扱えてるかになるとおもう だって11key作ってるんだもの

あと 移行かなぁ
そのさっきの5つの見方の移行のしかたについてだね
経験上 あんまり頻繁に変えると駄目なんだよ
たとえば このフレーズはこの2小節だけ7keyにして すぐ5keyに戻す  とかね
5key主体の7key補助 みたいに この音の動きだけちょろっと7keyに登場してもらって でも軸は5key   っていうのとは違うから 違和感がある
この違和感の違いは その構えの変えた時に拾ってる音が さっきまでと同じタイプ(メロディとか伴奏とか)かどうか
同じだとメリハリっぽいんだけど 違うと打ちにくくて仕方が無い
頻度も大体 Aメロは5keyでBメロは5key主体 とか 1番は5key・5key主体で2番は7key・7key主体 とかって風にすると
分かりやすいし そこまで変わってる感じがしないから違和感も無い
まぁ 11keyの特性を使うにしても 5keyと7keyを使えるだけじゃ駄目で 11keyとして扱えるかどうか そして移行の仕方と頻度とタイプの見極め
これが11keyを作る上での「軸を忘れない」に必要になってくる     だから11keyって作るの結構難しいんだよ

というわけで 今言った「移動時間の確保」「軸を忘れない」っていうこの2つが ボクが11keyを作る上での最も心掛けていることです
以上 かみやん流11key作成講座 おしまいっ
わかったー?





追伸

最近11keyを初めて作る人が増えてきています それは嬉しいことなんですが
殆どの人が思い切った難譜面を作ることが多いんです
なので 最低でもこれらを踏まえた上で作ってください(主観しか入っていません)

@最低でも11keyの難譜面をクリアできる腕前になる
自分が11keyを作る前は 当時ティックルさんのサイトで公開されていた11key譜面は全部AAA取りました
そして色んなサイトの譜面をプレイして 右手移動の間隔や感覚 譜面の構成など
11key譜面の特徴(いい部分)をしっかり覚えておく

A5key部分と7key部分を独立させる
11keyは5key+7keyなので 5key側を作るときは5key側だけ 7key側を作るときは7key側だけというように
まずはしっかり分けて作ること
そしてその上で上下に降る譜面を作る

B右手移動の時間
11keyをプレイしていくと右手移動の感覚を体が覚えてくれるんですが
自分でしっくりくるようにしておかないと 移動時間の短いもの 移動時間を考慮していないものが出来ます
なので上にも書いてある通り 頭の片隅にでもとどめて置いてください

C無理のない譜面を作る
@〜Bを踏まえて無理のない譜面を作る
自分でプレイしても拾えてクリアのできる 納得のいく譜面を作ってください

D左手移動は極力使わない
一番大事なことです
左手移動が出来る曲と出来ない曲があります
この左手移動という要素は11keyの特筆すべき特徴であると同時に 極力使うべきではないものです
11keyを作り慣れてるボクでも滅多に使いません 安易に使うと難易度が跳ね上がるからです

最近は「難しくしよう」だの「新しいことをしよう」だので11keyを作る人が増えています
その中に「11key特有の要素」として右手移動と左手移動を使う人がいるんですが
右手移動と左手移動を一緒にしないでください 本来11keyで左手の移動は使わないものです
新しいことを始めるのはいいですが 勘違いや難易度上げなんかで左手移動を安易に使わないでください

これらはボクの経験から言っています
11key初作品がPxFxS(右手移動満載) 2作目がソーラン(左手移動満載)
という大ポカをやらかしている この経験を元に言っています
PxFxSは何故か人気がありますが これは当時でも本当に珍しかったからに過ぎません
そして練習すれば打てる譜面だったから それだけです
ソーランは現在まで報告されたものでも2〜3人しかクリア者が居ません
左手移動とは本来そういうものです

なので 11keyを作ってみようと思っている方
最低でもこの5つにしっかりと目を通して
そしてよく考えた上で作るようにしてください



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