白「席順がある…」
灰「私が真ん中か」
黒「部屋せまいな…」
白「突貫で作ったらしいよ」
黒「まぁこのためだけだろうしな」
灰「台本台本っと…」

 壁壁壁壁壁壁壁
 壁 白灰黒 扉
 壁     壁
 壁     壁
 壁  画面  壁
 壁壁壁壁壁壁壁


白「皆様」
黒「新年」
灰「あけまして」
3人「おめでとうございます」

前に手をついて頭を下げる

灰(!?)

戻る白黒と手が離れない灰

白「昨年は7作もお付き合いいただきありがとうございました」
黒「今年こそは平穏無事にと行きたいところ…」
白「黒、台本台本」
黒「あ、あぁ… 今年も皆様に楽しんでいただけるよう努力いたしますので…(したくねぇよ)」
灰「こっ…今年も、のびのびと、ネバネバと、活動する我々を…」
3人「どうぞよろしくお願い致します」

灰(か、顔についた…あ、座布団からも!? これ、立てないんじゃ…)



黒「はー!終わった終わった!正座慣れねー!」
白「ふう… ん? 灰色どうしたの?」
灰「くっ…ぐっ…」 ねちゃっ にちゃっ
黒「あぁ? なん、お前、新年早々土下座とか何してんだ?」
灰「いや、この座布団、あと、私の前の床… 強力な…ネバネバが…」
白「うわぁ…」
灰「不自然な体勢で…腰は痛いし…足は痺れるし…粘度が強力だし…た、助けてくれないか…?」
黒「まじかよ… これ席順あったし、元々上がお前に用意したもんじゃねーのか?」
白「あ、画面になにか映った」

 『昨年度、最も暴れまわり最も被害を出した灰色に、
  上からのお年玉として、お前の大好きな強力粘着液を仕掛けておいた
  少しは反省しろ』

黒「だとさ」
灰「そん…な、理不尽な…」にっち ねっち にっちゃあぁ…
2人(どっちが理不尽だよ…)
灰「くのっ…! くぎぎ…!」ぬばぁ… ぎぎぎぎぎ…
灰「ぷはっ… ぜー…ぜー… ネバネバ…強すぎ…」べちゃっ!ぐにぐに…ねち…ぴち…

白「助ける?」
黒「もうちっと頑張っててもらおうぜ。ほら、画面にも」

 『すぐには助けないでください。
  力尽きてからが本番』

黒「って書いてあるし」
白「これ、命令だよね」
黒「だな。すぐに助けたら多分上から巻き添えにされる」

灰(画面…? ほんとに書いてる…? 見えないんだけど…)
ぐぎぎ… ぷるぷる… ぬちゃぁ…
灰(はぁ…はぁ… 顔上がらないし、手も全然、離れて、くれな、い…!!!)
にちゃぁ… ぬたぁ… ねばぁ… みちちちちっ…
灰(足、しびれ…動けば動くほど…しびれが… おしり持ち上げたらつま先が…っ!!!)
ぐぎぎぎぎ… べとぉ… ぬばぁ… ねちっねちっ

黒「じゃ、灰。またあとでな。反省してろよ。」
白「またあとで来るから…」
灰「ちょっ、黒!? 白!? 助けてってばぁ!!!」


 壁壁壁壁壁壁壁
 壁  色  扉
 壁  灰  壁
 壁     壁
 壁  画面  壁
 壁壁壁壁壁壁壁

灰(この画面…録画してるのよね…最悪…)
にっち… ねっち…
灰(白…黒… 早く…戻ってきて…)












黒「やっぱり正月はお雑煮だよな」
白「灰にも残しとこ」
黒「ネバネバにされた後に餅って食いたいか? 力尽きてるだろうし」
白「い、一応残しとこ」








灰「ぜー… ひゅー…」
にち…     ねち…     ねち…

白「灰ー、助けにきたよー」
黒「うわ、動かねーぞこいつ、大丈夫かホントに」
灰「し、しろ… くろ… たふけ…へ…」
白「顔から行ってる…」
黒「酷いバランスの崩し方したな…」
白「こっち持つよ」
黒「いくぞ、せーの!」

ぐぎぎぎぎぎ! ぬっばぁぁぁ…

白「おもっ…!」
黒「まじで、粘度、きついなこれ…!」

ねばああぁぁ… するり、びりびりっ

灰「あ、ふりほべ…」
白「破けて脱げてる」
黒「んな! お、お、お、お前っ!!!!」
灰「なに… あかく…ばっべんの…くろ…」
黒「このっ! くそ、バカやろっ!」
白「大丈夫、見てないから」
黒「白お前! どうやっていつの間に目隠しした! 見えねぇと力入らねぇだろ!」
白「大丈夫。そつはないから」
黒「お前の能力どうなってんだ!!!」
灰「なぁ…きみら… たふけてもらえるの…ありがはいんらけど… もうひょっときょうりょくしてらね…」

ずるっ

白「あ」
黒「なっ」
灰「ぶぁ」

べちゃあっ!

黒「………!!!」
灰「ぶ…ぶぁ…」
白「あらま」

仰向けの黒に覆いかぶさるようにくっついた灰色
そして被害ゼロの白

黒「ん・の・や・ろ・・・#」
灰「んぶ… はんぶん、きみのせいでも、あるんばよ…?」
黒「くのっ…!」
ぐいっ… ぬばっ… ねちゃ… ねちゃ… ぐぐぐ…
灰「ふふ、どこ、さわって…るんばい…?」
黒「んな状況じゃねーだろ!!!! くそ…自分でも動けよ!」
灰「あいにく…たいりょくが…きれててね…ふりほべ…おもいひ…」
黒「くっそ…」
ねちっ… ねばねば… ぬちちちちっ

白「大丈夫」

両手にハサミを装備し

白「すぐ助けるから」

大量のタオルと水気と解除液の素材を用意する白

白「もうちょっと待ってて」

黒「いや、ちょっとまて白、お前、何する気だ…?」
灰「まさか…ねぶぁねぶぁを…きるきなのかい…?」

白「まかせて。俺、そつがないから」

2人「そういう問題じゃ…!!!!!」
























白「お礼は?」

黒「ありがとうございます…」
灰「ありがとうございまひた…」

白「そんなこんなで2020年もよろしく」





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新年だし何か書こうと思ってたら思いついたままに書いたやつです
あけましておめでとうございます 今年もよろしくお願いします
お風呂とトイレはアイデアが沸きやすい場所 あるあるだと思う

今回はギャグテイスト多めで書いてみました
全力でギャグ方面に真面目に振り切る白くん 多分この辺が彼のギャグ能力の限界
黒はツッコミ役 彼はこういう役回り
灰色さんはいつも何かやらかす側なので 姿形の存在しない彼らの上役的イメージの上さんを使いました
またの名を作者の都合 彼ら3人は何かしらの組織に所属してる下っ端らしいので 他の人はいないと思うけど
上さんの便利さ クッションの時もそうだったけど 基本彼等3人はこの上さんに逆らえないイメージ
仮に逆らってもネバネバにされるオチしか思いつかないけど ある意味オリジナルキャラ 設定はこれ以上生えない筈
作者のやりたい事を強制的に命令や贈り物として3人の世界に落とし込める便利な存在 MGS2のAIを思い出す らりるれろ!

そつがないことをネタにしてしまう白 たまには彼もはっちゃけていいと思います 素でこんなイメージ
灰の醜態にいつも通り顔を赤らめて過剰に反応する黒くん 初心だなぁ
灰さんは基本的に自身に対する羞恥は抜け落ちてる人なイメージなので 逆に利用しそう 今回みたいに冗談を言ったりとか

10月イベントと12月イベントも一応妄想はしてるんだけどプロット以前の状態で進んでないので
ホント気が向いたら書きます ごめんなさい


スマブラ買ったんですが粘着床って全然粘着じゃないですね
脳内補完するしかないか

プレイスキルも回線も貧弱だけど
良かったら対戦しましょう
フレンドコード:SW-3312-2635-9228






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